Yukinori TOKORO

 

| 作家在廊予定日 |

5月29日(土)
15:00 - 16:00
5月30日(日)
14:00 - 18:00
引用

写真の中に流れる時間をかくも明確に、しかも美学的なアプローチで表現した写真家がいただろうか? とどまることのない生命運動の軌跡を、不規則に増殖する都市空間の変貌を、対象物たちを一切拘束することなく、コントロールする術をTOKOROは心得ている。 昨年秋、TOKYO PHOTO 2009に出展をし、話題をさらった稀少本(プリントを直接装丁本に貼り込んだ作品スタイル。Edition 20)に収録されたOne Second -SHIBUYA- シリーズを中心に、渋谷以外の他都市で撮影された新作や、One Secondを実証的に表現したKoshino Hirokoとのコラボレーション作品が展示される。中でも今回、本展覧会のために特別に制作される大判作品は、増殖して広がっていくTOKOROの今後の展開を予感するものとなるだろう。 円形空間の中にTOKOROが見つめる“現代の時間”の姿が現れる。

(全40点展示予定)

太田菜穂子
キュレーター

 

時は流れていく、
誰の意思とも関係なく。

バスが美しく並んだ瞬間、そこを駆け抜ける少女の数秒。
たった数分間映し出される光の織りなすショーのような風景、その前を通り過ぎる人々、
僕はホームタウン、渋谷の街に向かい合い、1秒(ONE SECOND)という時間経過の間に起こる事実を
1枚の写真で表現することにした。時の流れの無情さとその儚さを表現するために。

渋谷、この街の真ん中に立つ。 人も車も一瞬も停止していない。
しかし光も影も停まってはいないことに気がついた。
刻々と居場所を変え、光を反射するビルも道路に落ちる影もどんどん移動していく。
光は次のビルの窓に、影は次の道路に落ち、さらにそこを通り過ぎる人や車が絡み合い、
複雑な街の風景を展開する。

どっかりの地に足をつけて人間を見下ろしているように見えた街、渋谷。
この風景に儚さを感じるようになったきっかけは、自分の肉体に対する老いからだった。
最初は人、車、電車、動くものが儚く見えた。ところがしばらく撮り続けることで、
渋谷という街の風景全体が目まぐるしく変わり、建築物でさえその例外でない事に気がついた。

東京の“今の姿”を最も顕著に表現し続けている街、渋谷。
街の儚さに気づいた時、地球ですらその例外ではないことに想いがめぐり、
僕は突然目眩を覚えた。
僕が感じる儚さ、これを的確に表現するには、ONE SECONDの技法以外では不可能だと感じている。
“ONE SECONDという時間”の感じ方には個人差はあるだろう。
ただ、僕はこのルールを設定することが世界に通じる“時間のかたち”への共通の認識になることを信じている。

所幸則

所幸則

Yukinori TOKORO
1961年生まれ。写真ならではのアプローチで、イメージングを追求してきた作家として国内外で高い評価を受ける。全作品を通貫して流れるテーマは“生と無常”。クールなテクスチャーと独特の構成力で成立するスタイルには、写真家としての繊細な観察眼が読み取れる。情報が氾濫する現代、写真における情緒の立ち位置を見せた希有な写真家のひとりと言えるだろう。都市のランドスケープの他、ポートレートの分野でもその審美眼を遺憾なく発揮している。
http://tokoroyukinori.com

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› 所幸則 希少本「PARADOX -TIME-」

 

主催:KLEE INC PARIS TOKYO
協力:ホテル グランパシフィック LE DAIBA / 株式会社シグマ
作品制作協力:キヤノン株式会社

 

◎ギャラリートーク

時代と並走する展覧会をつくる、これがGALLERY 21が目指す企画展です。
現在も制作が続行するシリーズ「PARADOX」プロジェクトをアーティストとキュレーターが語ります。

*GALLERY 21に定刻にお集りください

参加費
無料
問い合わせ先
info@klee.co.jp

 

| 4月24日(土曜日)17:00〜18:00 |

Part1
アーティストトーク:所幸則
Part2
キュレーターによるギャラリーツアー:太田菜穂子(チーフキュレーター)

 

| 5月15日(土曜日)17:00〜19:00 |

Part1
アーティストトーク:所幸則
Part2
キュレーターによるギャラリーツアー:太田菜穂子(チーフキュレーター)
Part3
稀少本「PARADOX-TIME」の閲覧 :岡山修平(キュレーター)
Part4
ポートフォリオヴューイング(定員6名)

*ポートフォリオヴューイングについては事前の申請が必要となります。info@klee.co.jpあてにエントリーをお願いいたします
*定員になり次第、締め切りとなります

GALLERY 21
東京都港区台場2-6-1
ホテルグランパシフィック LE DAIBA 3F
PHONE 03-5500-6711
› アクセス

10:00 - 20:00
7 days a week
Admission Free

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